タンゴ
Tango 1993年 仏 パトリス・ルコント監督
口の挟みにくい面白さ。
★★★★
冒頭がとても好き。川の土手かなんかと思っていたら、その川のところを大きな足が歩いて、アレっとなる。そこに、異様にテンションの高い音楽と運転。前からトラック。コースアウト? ノンノン。滑り込んだ先の滑走路。前から飛行機。あまりに違うクラス。対峙するのか? 必死で怒鳴る周囲。ほんと何を考えてるんだ、という感じ。肝を冷やしたよ。でもこの部分だけを何度も見てしまった。
リシャール・ボーランジェといい、フィリップ・ノワレといい、この映画の一癖も二癖もあるのに妙に一貫している感じ、「いい年した個人主義」というようなもののおかしみとシリアスさに、引き込まれていく。
この口の挟めなさは単純にいい映画だということに思う。しいて難を言えば、時代のせいかプリントせいか、『シザーハンズ』にもいえることだけれど、黄緑とピンクの色調か。
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