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カッコーの巣の上で

One Flew Over the Cuckoo's Nest 1975年 米 ミロス・フォアマン監督

「管理」というとき、あまり「東」を経たという感じがしない。


★★★

ルイーズ・フレッチャーはやや紅潮しているようにも見える。彼女が演じる婦長は、比較的新しいタイプの管理者のように思う。心理学の理論や実践を取り入れていて、「マクマーフィーが他の患者にもたらす影響」というようなものに強い興味や野心を持っているように感じられたから。

例の夜が明けた局面で、彼女が耐えられなかったのは、いわば「症例」が服を着るという猥褻さ。マクマーフィーにああいう処置を下すというのが、情緒的というか生理的な反応で、それをカメラが、服を着た「症例」として写しとるという構図。

悪役が女性管理職ということで、存外安全に見れてしまう作品。この映画でいう「自由」はよくわからない。ラストの洗面台を持ち上げるシーンは「祝祭的」に演出されているけれど、『ポーラー・エクスプレス』という映画を見たとき、なぜかこのシーンを思い出した。


カッコーの巣の上で


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